ペンギンオヤジの舌がん闘病記 Written by ペンギンオヤジ

【書籍】「それでは実際、なにをやれば免疫力があがるの?」

健康本 書籍

「それでは実際、なにをやれば免疫力があがるの?」
一生健康で病気にならない簡単習慣

飯沼一茂:著
ワニブックス

「免疫力」というと、なんとなく病気から体を守ってくれるものというイメージを持ってる人が多いのではないでしょうか?

では、具体的にどんなことをすれば免疫力を高められるのか?

そう質問されたら、断片的な知識は知っていてもちゃんと答えられる人は案外と少ないような気がします(まぁ、私の想像ですが)

この本ではQ&A形式で日常生活の中でどのようなことをすれば免疫力を高めることができるのかについて書かれていて、健康な生活習慣を身につけるヒントになると思います。

今回の記事では読んでいて気になった点をいくつかピックアップしながら、私の感想や私が実践してる免疫力アップのための習慣も交えてご紹介してみたいと思います。

【目次】

アマゾンの内容紹介

本書では、最新の免疫研究に基づいたさまざまな「どっち?」を紹介します。
免疫力を高めるために、
「歯の磨き方で正しいのはどっち?」、
「正しいお風呂の入り方は?」、
「毎日飲みたい魔法のような飲み物は?」、
「塩分は免疫にとって必要?不要?」、
さらには「免疫力アップに有効な運動はどっち?」まで、
少しのコツで健康寿命を大幅に伸ばすことができる。
「習慣」をクイズ形式でわかりやすくご紹介していきたいと思います。

そもそも免疫力とは?

ハート雲とホスピタルのイメージ

「免疫力」というと、細菌やウイルスなどの病原体の侵入をブロックし、侵入してしてしまった異物に対しては攻撃を与えて排除するなど、簡単にいえば単に「外敵から身を守るための力」という認識があるかもしれません。

確かに身を守る力であることは間違いないものの、免疫の働きやパワーとはそれだけにとどまりません!

免疫とは、私たちに生じるさまざまな病気に深く関係し、コントロールする力を持っています。

私もこの本を読むまでは免疫力というと、外敵(細菌やウイルスなど)から自分の体を守ってくれるもの、というふうに思っていたのですが、実は他にも重要な役割があるということを知りました。

重要な役割の一つは「体の細胞の破壊と再生をコントロールする」こと。

そして、この細胞の破壊と再生のプロセスで生じる再生ミスの細胞=がん細胞を退治してくれるのが免疫細胞なんですね。

体温を高める

体温計(36.5度)

【Q2】お風呂に入るときは?
35℃のお湯に20分つかる/40℃のお湯に10分つかる

正解は「40℃のお湯に10分つかる」

人間は40℃のお湯に10分間つかると体温が1℃上がります。
体温を1℃上げるだけで、免疫力は5~6倍も高くなるといわれ、反対に1℃下がると3~4割も落ちると言われています。

なぜ体温が上がると免疫力があがるのか?

体温が上がる→血管が広がり血流が良くなる→リンパの流れも良くなる→免疫細胞が活性化される

こんな感じで、風が吹けば桶屋が~的な理由です。

まぁ、それはともかくとして覚えておかないといけないのは「身体は冷やしてはいけない!」ということだと思います。

理想の体温は36.5℃~37℃です。もし35℃台だとしたら、それは要注意。がん細胞がもっとも好んで繁殖するのは35℃台の低体温ですから、そういう方は体温を上げる努力をしましょう。

ちなみに私はどちらかというと体温高めなのですが、癌の手術を受ける前は常に35℃台でした。

体温の推移グラフ

▲これは私の体温をスマホのアプリに記録したものです。

2018年4月に癌の再発転移が見つかり、5月に手術を受けました。

このグラフを見てもらえば分かるとおり、癌の再発が見つかった18年4月は体温が35℃台でした。

それが手術を受けた5月以降は上昇して、36.5℃前後で安定しています。

医学的なエビデンスがどれだけあるかは分からないのですが「癌細胞が低体温を好む」というのは割と多くの本に書かれているので、当たらずとも遠からずなのかなって思ってます。

反対に高熱になると癌細胞は消滅するという話しもあって、この本の中でも「がん細胞は39.6℃付近でほとんどが死滅する」と書かれています(まぁ、これだけの高熱が出たら、人間の方も大変なことになると思いますが・・・)

しかし、癌になったからといってそんなに都合良く39℃の高熱が出るわけでもないので「あぁ、そうなんだ」くらいで覚えておけばいいのかなって感じです。

また体温を測るのは風邪をひいたときだけ、という方が多いと思いますが、日常的に測定するクセをつけることも大事。

1日のなかでも体温は変化します。一般的に早朝が最も体温が低くて、夕方が最も高くなるといわれています。

今でも私は朝・昼・夜と1日3回、体温を測っています。そんな私が体温を毎日測るメリットは以下の2点だと思ってます。

  • 自分の平熱が分かる
  • 体温が変化したことを早くに知ることができる

平熱はだいたい36.5℃前後と言われていますが、人によっては高めだったり、低めだったりすると思います。

毎日の体温測定で自分の平熱を把握しておけば、何か身体の変調があって体温が変化したとき、直ぐに気づくことができますよね。

この本を参考にして、私が体温を高めに保つためにおこなっていることは以下の通りです。

▼私の習慣

  • 毎日2回、体温を測る
  • 食事の最後は温かいもので終わらせる(お茶、スープなど)
  • 冬場は太い血管が通ってる3つの首(首筋、手首、足首)を防寒用品で温める

口の中を清潔に保つ

水に落とした歯ブラシ

愛知県がんセンター研究所によると、1日2回歯をみがく人は、1回しかみがかない人と比べて、口腔がんの発症リスクが3割も低いとされ、1回もみがかない人は1日1回みがく人より1.8倍も口腔がんリスクが高まることが明らかになっています。

これは口の中を清潔に保つことで発がん性物質の一つ、アセトアルデヒドが作り出す細菌が除去されるためと考えられています。

要は口の中を不潔にしていると口腔がんの発症リスクが高くなる!ということです。

歯磨きは1日に2回、もしくは最低でも1回はしますよね。

この本によれば大切なのは朝の歯磨きのタイミングにあるそうです。

朝起きたとき、口の中がネバネバしたり、口臭がきついなぁと感じることはありませんか?

それは寝ている間に口腔内の菌が増殖している証拠です。朝、歯磨きをする前は、菌がもっとも増殖した状態だといわれています。

朝起きて口の中に増殖した菌があるにもかかわらず、歯をみがく前にご飯を食べるなど言語道断。非情に怖いと言わざるを得ません。

朝起きて直ぐの口の中は、相当やばいらしいですよ。テレビでもやってました。

歯もみがかずに朝ご飯を食べてしまうと、菌が身体の中に入り込んで糖尿病、高血圧、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中の要因にもなるそうです。

私の場合、そうは言っても朝食後にまた歯磨きをすることになるので、起きたら直ぐにモンダミンで口の中をすすぐようにしています。

それと私は口の中を清潔に保つために私はスポンジブラシも使っています。舌の手術をして以降、口の中に残った食べカスがうまく処理できなくなったからです。

スポンジブラシ

▲スポンジブラシ

歯磨きでは歯をみがくのに対して、スポンジブラシでは歯以外の部分、舌の表と裏、歯と頬の間などにある食べかすなどを取り除きます。

このスポンジブラシ、お年寄りの口の中を清潔に保つのにも便利なので介護用品としてもオススメです。

▼私の習慣

  • 1日に3回、歯を磨くのは当たり前
  • 起きたら直ぐにモンダミンで口の中をすすぐ
  • 歯磨きの後にはスポンジブラシで磨き残しの食べかすを取り除く

笑いが免疫力を上げる

スマイルのラテアート

笑いが、免疫力を上げるというのはすでにおなじみの話。

医療現場でも笑いの重要性が幅広く認知され、がん患者に落語や漫才の番組をみせることを、治療プログラムに取り入れている病院もあるほどです。

同様に、歌うという行為には免疫を活性化してくれる働きがあります。

「笑いが免疫力を高める!」これは多くの本に書かれていることです。

笑うことで気持ちがリラックスして副交感神経が優位になるからですね。

私も寝る前には意識して落語や漫才、コントなどの動画を見るようにしてます。

ちなみにお気に入りは落語は立川志の輔さん、コントはサンドウイッチマンと東京03です。

「楽しむ」、「前向きになる」ということは自律神経のバランスとともに免疫システムの不調を整え、病気に負けない体と心を養ってくれるのです。

私は嫌なことやツラいことがあったとき、ダメダメだった1日の終わりには意識してツイッターで前向きな言葉をつぶやくようにしています。

そうすることで、気持ちが切り替えられるからです。

▼私の習慣

  • 意識して「お笑い」の動画を見る
  • 散歩をしている時など、1日に何度か意識して口角を上げてみる
  • 気持ちが落ちたときほど、ツイッターで前向きな言葉をつぶやく
  • スマホのアプリでストレスチェックをする

まとめ

「まとめ」と書かれたペーパー

この本の著者は日本免疫予防医学普及協会代表も務める医学博士です。

読んでいただければ分かると思いますが、そんなに奇をてらったことが書いてあるわけではありません。

もしかしたら、どこかで聞いたことある話しばかりだ!と感じる人もいるかもしれません。

だけど、私が思うに「知っていることと出来ていることは別物」だと思うのです。

こういう本を読んだ後は、一つでも二つでも実際にやってみて、自分の習慣にすることが大切かなぁと思うんですよね。

癌の治療に限らず健康な身体を保つために、生活習慣を見直したいと思っている人にはぜひともおすすめしたい1冊です。