ペンギンオヤジの舌がん闘病記 Written by ペンギンオヤジ

【闘病記-06】手術までの食事と栄養補給

闘病記

手術前は免疫力も下がってます。

それなのに、長時間の大手術を受けないといけないわけですから、手術までの間にできるだけ食事や栄養剤で体力をつけ、免疫力を高めるようにしてくださいとドクターから言われました。

食事といっても舌のひどい痛みで食事はおろか水さえ飲めなくなっていたのですが、幸いにも強力な痛み止めを処方してもらったおかげで何とか食事も摂れるようになりました。

今回の記事では、次のようなことをまとめてみました。

ドクターから勧められた栄養剤の紹介

栄養剤に含まれるアルギニンとはなにか?

手術までの間の私の食事内容

食事療法についての私の考え

 

なお、私は医者でも医療従事者でもないので、あくまでも一人のがん患者の体験談として参考にしてもらえれば嬉しいです。

【目次】

ドクターにすすめられた栄養剤

告知を受けた後、診察のときにドクターから、次のようなことを言われました。

  • 舌癌の患者さんは痛みから食事を摂れなくなる人が多い
  • 食事をとらないから体内の栄養が不足するし、体力も衰えてくる
  • そうすると、手術後に合併症や感染症になってしまうことが多い

そして、とにかく今から「手術後」を考えて、食事や栄養補給をして下さい、と。

そしてドクターからはこちらをオススメされました。

「ネスレ ・インパクト」チラシ

ネスレが出している「インパクト」というミルクコーヒー味の「免疫栄養剤」。
これを毎日4本ずつ飲むと良いらしいです。

手渡された資料をみると、この飲料を飲むことで次のような効果が期待できるとのこと。

  • 免疫力を高める
  • 傷の治りを早める
  • 手術後の合併症、感染症などの危険性が少なくなる

自分でも少しネットで調べてみました。

メーカーのWEBサイトを見ると次のような商品説明がありました。

“攻め”と”守り”の栄養戦略にからだをつくるためのアルギニン・EPA飲料
・アルギニン(2,400ml)
・EPA・DHA(640ml)

▼メーカーwebサイト
インパクト(ネスレヘルスサイエンス)

この「インパクト」、私は病院の売店で買ってましたが、ドラッグストアなどではあまり見かけませんね。

調べたら、Amazonでも売ってました。バラ売りでなく24本セットですが。。


 

アルギニンとは何か?

免疫力アップのイメージ

栄養剤に含まれるアルギニンとは何か?更に調べてみました。

・アルギニンはアミノ酸の一種

・体内で一酸化窒素の産生を高めて、細菌やウイルスに対する抵抗力を高める働きや体内で発生する癌細胞を攻撃する働きがある

・手術後の回復を促し、感染症合併の発生率を下げるものとして、アルギニンが加えられた輸液が使用される

・健康維持を支えるアミノ酸、アルギニンってなに?(グリコ)

つまり、免疫細胞を活性化することで癌細胞を攻撃する力を高めてくれるうえに、手術後の合併症まで防いでくれる「ありがたい飲み物」だと理解しました。

手術までの私の食事内容

ニンジンりんごジュース

「インパクト」は1パック、125ミリリットルと少量なのに、これを飲むのがなかなか大変でした。

食事の前に先ず、麻薬並みに強いと言われて処方された痛み止めの粉薬をオブラートに包んで、何とか飲み込みます。

10分くらい経つと薬が効いてきて、それほど口内の痛みを感じなくなってきます。

そして、やっと「インパクト」を飲み出すのですが、こいつが患部に触れると、痛いというよりヒリヒリした感じがするので、まるでチェイサーのように水と交互に飲むようにしてました。

たった125ミリリットルを飲み干すのに5~10分くらい掛かります。

そして、気持ち的にはもうそれ以上、何も口にしたくないのだけど、手術後に備えて、何か身体に良さそうなものを!と思い、両親が毎朝食べている森永の「アロエヨーグルト」を食べることにしました。

・森永アロエヨーグルト

余談ですが・・・

アロエは「医者いらず」と言われるほどの万能薬としても知られてますよね。

昔、母がこんな話をしてくれたことがありました。

母が何かの検査をした後、お医者さんから「十二指腸潰瘍が治った形跡がある」と言われたそうです。

これを母はアロエをよく食べていたからだ、と私に教えてくれたのです。

それ以来、何となく私もアロエの効能を信じるようになり、今回ももしかしたらアロエが癌を退治してくれるのではないか?と淡い期待をもちながらアロエヨーグルトを食べようと思ったのです。

もちろん、アロエヨーグルトで癌が治るはずもないのですが。。

話を元に戻しますが、
アロエヨーグルトも患部に付着するとヒリヒリするので、ひと口食べては水を飲み・・・それを繰り返し10分以上も掛けて食べていました。

「インパクト」「アロエヨーグルト」・・・それ以外にも、その当時読んでた「食事療法」の本に書かれてたことを参考に次のようなものを食べてました。

・めかぶ(主に海藻類に多く含まれるフコダインが免疫力を高めてくれる)

・にんじんジュース(抗がん作用があるといわれてるβカロチンが含まれる)

・ハチミツ(免疫力を高めるといわれてる)

・シイタケ(キノコ類に含まれるβグルカンが免疫力を高める)」

などなど・・・

ただし!その当時は(藁にもすがる思いで)こうした食事療法を頼りにして食べ物を選んでましたが、今は参考程度にしか考えてません。

食事療法はがんに有効なのか?(個人的意見です)

シイタケ3個

がんが消えた食事療法みたいな本もたくさん売られてますが、はっきりとしたエビデンスがあるわけではないみたいなんですよね。

「食事療法」は、たまたま効果があった人もいると思いますが、多くの人にとって有効というわけではないように思います。

例えば、私は最初の手術を受けた後も1年間、ほぼ毎日、にんじんジュースを飲みつづけましたが、がんが再発転移してしまいました。

でも、身体に害がある食べ物を勧めてるわけでもないので、あくまでも標準治療(手術、抗がん剤、放射線治療)の補助的なもの・・・くらいに私は考えてます。

まとめ

まとめ
  • 大きな手術を乗り越えるために、ドクターから勧められた栄養剤を摂取
  • 栄養剤の「インパクト」に含まれるアルギニンはアミノ酸の一種で、免疫細胞を活性化する
  • 食事療法は標準治療の補助的なもの(個人的意見)

舌に腫瘍があると、痛み止めの薬を服用したとしてもそれまでのようの食事をとることが難しいこともあると思います。

私も色々と工夫しながら栄養をとるようにしてましたが、是非とも主治医の先生にも相談して手術に負けないよう体づくりをして欲しいと思います。