ペンギンオヤジの舌がん闘病記 Written by ペンギンオヤジ

【闘病記-07】入院前、最後の診察で聞かされた手術後の後遺症のことなど

闘病記

2017年5月25日。
この日、入院前の最後の診察を受けてきました。

主治医から手術のことや後遺症のことなど以下の点について説明を受けました。

頸部リンパ節の切除による後遺症

手術後のリハビリのこと

退院後の定期検査のこと

手術のこと

【目次】

口腔ケア

歯科医院

最後の診察、最初は口腔ケア。

口の中の雑菌などが肺に入って炎症を起こしたり、手術後の合併症を防ぐために歯垢や歯石を取り除きます。

ほぼ歯医者さんと同じような設備が整っている診察室に入り、椅子に座って口を大きく開けます。

ふだん、ちゃんと歯磨きはしているのですが、舌の右半分に癌の腫瘍ができているので、どうしてもそちら方面のブラッシングは手抜きになってます。

そのせいで、歯の汚れがきちんと取れていないんですね。。

先生(若い女医さん)が私に手鏡を持たせて、それで口の中を見るように促します。

でも、がんの腫瘍ができた自分の舌を見るのは正直、あまり気が進みませんでした。

私:「どうしても見なきゃダメですか?」
女医さん:「見たくないんですか?」
私:「はい!」

「このオッサン、何を言うてんねん!けっ!」
というような顔をされましたが、それ以上は無理強いされることもなく歯垢、歯石の除去作業に移りました。

歯垢、歯石を取るだけなので基本的には痛くも痒くもないのですが、小さい頃から歯医者さんに対して必要以上の恐怖感を抱いているので、全身に力が入り足がピーンと張った状態で、ずっと緊張しながら作業を受けていました。

そして、作業が終わった頃には心身ともヘトヘト状態になっていました。

最後に先生から、手術までまだ少し時間があるので、それまでの間、自分できちんとブラッシングをして口の中を清潔にすること!と表情は優しかったけど、決して笑ってない目で言われたのでした。

主治医との面談

問診するドクター

口腔ケアが終わると、次は主治医との面談です。

先ずはセカンドオピニオンの担当医が書いてくれた主治医宛の手紙を渡して「当初の予定通りの手術をお願いします」と伝えました。

つづいて後遺症のことやリハビリのことについて私からいくつか質問と確認をさせてもらいました。

今まで舌の切除による後遺症のことばかりに気を取られていましたが、それ以外にも後遺症が残るらしいのです。

頸部リンパ節の切除による後遺症

先ずは頸部(首まわり)リンパ節も切除するので、クビに傷跡が残り人相も少し印象が変わるとのこと。
(でも、1年くらいで目立たなくなるらしいです)

加えて、そのリンパ節を切除する際に右手の神経の一部にダメージを与えることになるので、右手が少し上げにくくなるかもしれないと言われました。

文字を書いたりするのに支障はないけど、もしかしたら車の運転がしにくくなるかもしれないと説明を受けました。

実際、手術のあとは首を左右に動かすのに少し支障が残ってしまい、車でバックをするときに後方確認で振り向くのが少しやりにくくなりました。

リハビリについて

リハビリについては、手術後2週間が経過した頃から開始する予定。
舌の動かし方などの訓練とその方法を教えてくれるとのこと。

退院後も継続してリハビリを受けたいと申し出たのですが、病院の決まりでそれは出来ないから、退院後は自分自身でリハビリをするようにしてくださいと言われました(残念!)。

退院後の定期検査について

そして癌といえば、やはり再発、転移を心配しないといけません。

手術後から5年間は定期的な検査を継続するとのこと。

5年間、再発、転移がなければそこで定期検査終了となります。

一般的に癌は「完治した」とは言わずに「寛解(かんかい)した」というそうです。

寛解(カンカイ)

病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。癌や白血病など、再発の危険性のある難治の病気治療で使われる語。例えば、癌が縮小して症状が改善された状態を部分寛解、癌の症状がなくなり検査の数値も正常を示す状態を完全寛解という。
(出典:デジタル大辞泉)

手術のこと

そう言えば、今日、主治医に「先生が執刀してくれるんですか?」と訪ねたら、「もちろん私も執刀しますが、全員で8名くらいで手術します」との返事。

医師8人掛かりで8時間の手術!

卒倒しそうになった。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

後で知ったのですが、まず最初に頸部腫瘍科のチームが腫瘍を取り除く手術を行い、その後は形成外科のチームが舌の再建手術をするというリレー方式で手術は行われたそうです。

入院手続き

入院手帳

最後は入院窓口の担当者から必要な書類をごっそり手渡されました。
他にガイドブックのようなものも渡されて、事前にそれをよく読み必要となるものは揃えておくように言われました。

そして、治療費のことについて概算でどれくらいになるのか?と質問すると「手術後の経過によっても違ってくるので何とも言えません」と曖昧な返事をされた後「限度額適用認定証」のことを説明されました。

盛り塩

盛り塩

この日、家に帰ると玄関のところに盛り塩がしてありました。

弟に聞くと少し怒ったように「最近、ロクなことがないから」とぶっきらぼうに答えました。

この頃、両親は既に入院していて、今度は私が入院するわけですから、ある意味、我が家にとっては非常事態だったわけです。

盛り塩を見ながら家族に心配や迷惑を掛けて本当に申し訳ないと少しシンミリとした気持ちになったのでした。