ペンギンオヤジの舌がん闘病記 Written by ペンギンオヤジ

【闘病記】ICUから一般病棟へ

闘病記

【闘病記】ICUから一般病棟へ

今回の記事では手術の翌日、ICU(集中治療室)から一般病棟へ移ったときの様子、痛かった尿道カテーテルを抜かれた話や歩行訓練のことをまとめました。

【目次】

ICUで迎えた朝

医療ピクトグラム

2017年6月7日。

前日の手術の後、ICU(集中治療室)に運び込まれました。

朝イチで手術が開始されたので、ICUに運び込まれたときには夜になっていたはずです。

手術の後、気道確保のために喉に開けられた穴がまだそのままだったせいか、やたらと痰がからんで息苦しかった。

何度もナースコールを押して看護師さんに痰の吸引をお願いするのですが、また直ぐに痰がからんで息苦しくなる。その繰り返しでした。

全身麻酔で長時間、眠っていたせいもあってその日の夜は殆ど眠れなかった。

やがて夜が明けました。

・・・といっても、窓があるわけでもないので、時計の針が朝を迎えたことを教えてくれたのです。

そして、確か11時頃に「一般病棟に戻りますよ」と言われました。

どうやら術後の感染症にはならずに済んだようでした。

尿道カテーテル

ハートと鼓動

手術の時、全身麻酔で寝ている間に尿道カテーテルを入れられていました。

10時間くらいの間、麻酔で眠っているので「ちょっとトイレ」というわけにはいきません。

そのため、尿道にチューブを挿し込むことで尿が自然と体外に排泄されるようにするための処置です。

もちろん、入れられたときの記憶は全くありません。

ICUに移ってからも痰で息が苦しかったせいでしょうか、尿道カテーテルを入れられていることには気づきませんでした。

しかし、一般病棟に戻る前にそれを引き抜くと言われ、男性の看護師さんが2人、私の周りにやって来て、なぜか「3、2、1!」の掛け声とともにチューブを引き抜かれました。

一瞬だけでしたが、マジで痛かったです。。。

以前、直木賞作家の朝井リョウさんがラジオで麻酔なしで尿道カテーテルを入れられて、マジで痛かった!と話されていたのを思い出しました。

男性諸君!

自分の局部の先からチューブを入れられたり、抜いたりされているところを想像してみて欲しい!

自然と眉間にシワが寄るでしょ(苦笑)

まぁ、私は幸いにも「IN」の痛みは知らずに済みましたが・・・

一般病棟で初めての歩行訓練

歩行訓練のイメージ

ICUから一般病棟への移動はストレッチャー(車輪付きの簡易ベッド)で寝たまま連れて行ってもらえるのかと思ったら、車椅子での移動でした。

看護師さんたちに抱えられるようにして車椅子に座らされて、そのまま一般病棟の方へと押されていきました。

移った先の部屋はナースステーションの目の前の個室でした。

後で知ったのですが、その部屋は集中的に看護が必要な患者が入る部屋だったのです。

しばらくすると、看護師さんがやって来て「病棟内の廊下を歩いてみましょう」と言われました。

手術の後は安静に・・・というのは昔の話し。

最近の病院では手術の翌日から積極的に身体を動かすことをすすめられるのです。

以前、母が骨折をして手術をしたときもやはり翌日から廊下を歩くリハビリをしていました。

看護師さんによると歩くことで、

(1)立ち上がることで横隔膜が下がって、肺塞栓症の予防になる

(2)手術で弱った腸の動きを活性化する

こういう効果があるそうです。

「肺塞栓症」というのは、いわゆる「エコノミークラス症候群」のことですね。

取りあえず、点滴スタンドにつかまり看護師さんに付き添われながら5分くらいヨロヨロと病棟の廊下を歩いたのでした。

気づけばチューブだらけ!

点滴治療

個室に移って少し落ち着くと自分の身体にたくさんのチューブが付けられていることに気づきました。

先ずは右頸部(首すじ)や右の太ももなど、メスが入ったところには血抜きのためのチューブが3本くらい付けられていました。
チューブの先には血を貯めるための箱のようなものが取り付けられていました。

次に鼻チューブです。手術後しばらくは水も食べ物も口には入れられません。そのため、栄養剤や薬を胃に送り込むために鼻から食道へのチューブを入れられていたのです。

そして左手には常時、点滴の針が刺さったまま。

いわゆる「スパゲティー症候群」のような状態になっていたのです。

そんなたくさんのチューブはトイレに立つなど体を動かすときには煩わしく感じたものの、無事に大きな手術を乗り越えたことを私に教えてくれたのでした。