ペンギンオヤジの舌がん闘病記 Written by ペンギンオヤジ

【闘病記-19】放射線治療が始まるまで

闘病記

ペンギンオヤジ「再手術後、今度は放射線治療と抗がん剤治療を並行して行うことが決まりました。」

今回の記事では、放射線治療が始まるまでの顛末をまとめてみました。

放射線と抗がん剤治療についての説明を受ける

問診するドクター

再発転移で入院していた時のこと。

頚部リンパ節への転移で受けた再手術の際の検査で、まだ体内にがん細胞が残っている可能性が高く、再々発する恐れがあることから放射線治療と抗がん剤治療を並行してやった方がいい、と言われ私もそれに同意したのでした。

実は・・・

最初の手術の後にも生検の結果、完全にがんを取りきれなかった。再発を防ぐためにも抗がん剤などの治療をした方がいいって言われたんですよね。

散々迷って、比較的身体への負担が軽いといわれているTS-1という抗がん剤での治療を選択しました。

それでも、再発転移してしまった私には放射線治療も抗がん剤治療も選択するしかなかったんですよね。

今、ここで食い止めないと全身がんになってしまうと私は判断したのです。

そして、18年5月19日に退院。

5月25日に放射線治療の説明を受けるために再び病院へ。この日はいつもの主治医ではなく放射線科のドクターから説明を受けました。

放射線治療とは?

放射線を患部に照射して、がん細胞を殺したり腫瘍を小さくするための治療です。

照射されているときは、特に痛みも熱さも感じませんが、肉体的にはダメージを受けるので、それなりに後遺症や副作用があります。

また、放射線治療の効果を高めるために薬物療法(抗がん剤治療)が並行して行われることがあり、私の場合もシスプラチンという抗がん剤を使った治療が行われることになりました。

放射線治療のスケジュール

放射線を照射する回数は全部で33回。

照射は土・日、祝日を除く平日に行い、足掛け7週間くらいつづきます。

この33回の照射を途中で中断してしまうと、効果が落ちてしまうので病院ではドクターから「最後まで頑張ってください」と言われました。

「頑張ってください」の意味は、後々すごくわかることになるのですが・・・

また、その期間中に3回、シスプラチンの点滴投与があるとのこと。

再発前の抗がん剤、TS-1は錠剤で経口投与だったので在宅のまま治療ができましたが、今度のシスプラチンは点滴投与のため、入院が必要になります。

放射線治療の副作用について

抗がん剤の副作用と同様に、同じ治療を受けても人によってどんな副作用が出るか、その強さの度合いも違うとのこと。

代表的な副作用は、倦怠感や皮膚炎。

また、口内が荒れることから、治療期間中はうがい薬を処方するので、1日に数回それでうがいをするように言われました。

フェイスマスク(固定具)の作成と事前CT検査

放射線治療室

18年5月30日、この日は病院で放射線治療の際に使用されるフェイスマスク(固定具)を作り、事前CT検査を受けてきました。

私の場合、転移した首筋あたりに散らばってるかもしれないがん細胞に放射線を当てることになります。

その放射線が当てられてる間、首とか顔が動かないように検査台に身体を固定するためのフェイスマスクを作ることになりました。

温めると柔らかくなるプラスチックの網状のものを顔から首筋、肩のあたりまで掛けられて私の身体に合ったものを作ってもらいました。

フェイスマスク

▲足掛け3か月、33回の放射線治療の間、相棒になってくれた私のマスク。

マスクが出来上がるとすぐに、それを使って事前CT検査。

「固定具」という名前が示す通り、こいつを顔の上から被された後はこのマスクが診察台にガッチリと固定されるので、マジで目も開けられないし、顔だってピクリとも動かすことができなくなります!!

固定具

▲だいたいこんなイメージで固定されます(写真は病院にあったパンフレットから借用)

この日のツイート

人間って、体の自由を奪われた時には恐怖、怒り、反発、諦めなどなど、色々な負の感情に支配されるんだなぁ、と実感した。

ちょっと大袈裟かもしれないけど、身体の自由を奪われたときの絶望感ってマジでハンパないっす!

事前に「閉所恐怖症ですか?」って言われてたんだけど、その意味が分かりました。

そして、この翌日に主治医と話しをして、6月12日に入院、放射線治療を開始、6月13日に抗がん剤治療を始めることが決まりました。

主治医からは「今回は副作用がちょっと強めに出るかもしれない」と言われて、少しビビる。

20数年ぶりの坊主頭

散髪道具

ちょっとした余談です。

入院を前にした6月9日のこと。

抗がん剤の副作用で今度は脱毛があるらしいので、床屋に行って20数年ぶりに坊主頭にしてきました。

長い毛のまま抜けると、枕元の掃除とかが大変そうなので短髪にした方がラクそうという割と安易な理由からです(笑)

中学時代は校則で坊主頭だったし、学生時代にも何度かスポーツ刈りにしていたのでそんなに抵抗はないんですよね。

床屋に行き椅子に座って「五分刈りで」というと、女性の理容師さんに「へっ?」って顔をされました。

「実は来週から抗がん剤治療を受けるので・・・」と別に言わなくてもいい理由を説明すると・・・

なんと!彼女の旦那さまも1年程前に私と同じ病院で放射線と抗がん剤の治療を受けていたことが分かりました!!

それから、髪を切っている間、彼女は堰を切ったように 旦那さまの闘病生活の様子を話して聞かせてくれました。

まぁ、色々と恐ろしげな話しもあったりはしましたが、意外なところで役に立つ情報を聞かせてもらうことができたのでした。

さて、20数年ぶりの坊主頭。

鏡を見ながら、「なんか可愛くなったじゃん」と自画自賛(?)

歳を重ねるごとに段々と残り少なくなってきた我が髪の毛。

本当はもっと大切にしたいところだけど、 まぁ、仕方ない。

がんの治療。。ツライと思うか、あとで全部ネタになる!!と思うか?

どうせなら、ネタにして笑い飛ばしてやろう!

我が坊主頭を見ながら、そんなことを思ったのでした。